大阪湾漁獲量No.1の漁業協同組合

平成29年度 浜の活力再生プラン優良事例表彰
水産庁長官賞受賞
岸和田臨海地区地域水産業再生委員会(大阪府)

地区の概要

  • 大阪湾を主要漁場として中型まき網漁業、船びき網漁業を操業されており、マイワ、カタ口イワシアジ、サバ、スズキ、イカナゴ、イワシなど漁獲
  • 大阪湾の鮮魚は脂ののりが良く”旨い魚”として評価は高いものの、認知度が低く、仲買人との取引は「相対」が主流であるが故に、和歌山、兵庫等の市場価格(主に「競り」)よりも常に安価であり、魚価の向上が課題。
  • 大阪府鰮巾着網漁業協同組合、岸和田市、大阪府が協議会を構成して取組を推進。

主な取組の概要

荷揚げ場所の集約と相対取引から競り取引への移行

・地区内で漁獲されるシラス等の水産物を岸和田の競り場に集約し、統一した鮮度保持対策を講ずるほか、相対取引から競り取引に移行することで魚価単価を向上。

 

効果

シラス:286円/kg(H22~H26平均)

約1.5倍の魚価向上

シラス:419円/kg(H26~H28平均)

 

大阪府下全ての船びき漁業者が降ろす入札場

地域一体での品質・鮮度保持の徹底

・当地区の漁船全船にマイナスイオンを用いて殺菌海水を精製する装置を導入とし、漁獲物の品質・鮮度保持を徹底。

 

・また品質・鮮度保持を徹底させたシラス、スズキ、サワラ等の水産物を「泉州プレミアム鮮魚」として商標登録を取得し、ブランド化

(H28.12.9)

 

取組により基準年(H25)に比べ24%の漁業所得向上(H28)